宮崎県立図書館での講演会

| | トラックバック(0)
本日は宮崎市内の宮崎県立図書館で、講演を行ってきた。

W2267903.jpg親子連れの方々も多く来ていただき、こういう地味な催しに足を運んでいただいたことに

感謝したい気持ちになる。

宮崎に来てからの講演では、まるで松竹映画みたいな出だしで始めるスタイルになった。

松竹映画と違うのは、富士山ではなく、霧島山であることだが、、、、。

この霧島山の山容はうちの庭から撮影したものだが、今回から講演のたびに

撮影時期や時刻の違った絵柄を使うことにしてみた。今日のは2月に撮影したもの。

話のはじまり方をこういうスタイルにした理由は単純なことだが、、、、、、、、、。



これまで25年間過ごした東京での生活は、まさに根無し草とも言える心境にあった。

独身でいたころは言うに及ばず、家族ができて地域とのつながりが若干できたにしても

浮き草のような孤独感はずっと消えることがなかった。

自分の仕事の都合だけでなく、家族共々、地域に溶け込んで生活できるような環境に

移住したい。そういう思いは子供の成長を眺めていればいるほど、強くなっていった。

いづれは落ち着くべき場所へ行きたい。そういう思いをずっと抱いてきたわけだ。

その落ち着くべき場所が宮崎に定まったのはいろんな偶然や必然の絡み合い

の結果であり、一言で説明するのは難しい。

私の人生の後半期は、ともかく宮崎で一旦しきり直しをして再スタートした。

その生活の場を象徴するかのような存在が、霧島山であった。

講演のお話をするときに自己紹介の肩代わりとしても、まずは霧島山を眺める

私の心境からお話したい、、、、、というわけである。







« 講演のお知らせ       オオキマダラヒメガガンボ »