遅い産卵、近づく春

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昨日の朝、玄関の庇でジョロウグモが卵のうの糸かけ作業を行っていた。

おそらく前夜あたりに、産卵を終えたのだろう。

W2111008.jpgこのジョロウグモのメスは昨年の秋から玄関の庇下の巣網にずっと頑張っていた。

雪が降ろうとも、激しい風雨に見舞われようとも、巣網の中央から離れようとは

しなかった。いや、動こうにも動けない事情があったのかもしれない。

大丈夫だろうか?と、ときおり気になって竹ざおの先で軽く体に触れてみたりしたが、

そのたびにほんのわずかだがジョロウグモは体や脚をねじるようにして、

生きてますから!」と答えてくれた。

ジョロウグモといえば秋に産卵し、メス親は冬を迎えると同時に死に絶え、

冬を越すのは卵だけ、と思い込んでいた。

しかし、冬という季節が曖昧に感じられるこの南九州では、ジョロウグモの生活史においても

季節感が希薄である。もっとも、まだ冬であることには変わりないので、

玄関の庇にある卵のうは一応冬の低温を経験してから春を迎えることにはなる。

たいへん短い期間ではあっても。


今朝は車の修理出しで中途半端な時間をやり過ごす間、うちの林の中を散策してみた。

林の散策というか、観察歩きは毎日欠かさず行っているわけでもない。

ここ数日間歩いてなかったのだが、そのあいだに倒れかけて他の木に寄りかかっていた

クヌギが完全に地面に倒れていた。先日の強風で押し倒されたのだろう。

前にも書いたが、切り倒そうとした木が他の木に引っかかって倒れきれない状態を

「かかり木」と言う。こういう場合はいつ倒れるかわからないので危険であり、

「かかり木注意」という注意書きがされることもある。そういう場所は避けて通る必要がある。

実際、こうしてうちの林でも自然に倒れてしまったのである。クヌギの巨体がのしかかってき

たら、命はともかくも大怪我をするのは間違いない。

これは良い機会だから子供達に教えておこうかと思っていたが、「かかり木」はその前に

倒れてしまった。

倒れたクヌギの枝を払っては、ヤママユの卵をチェックしてみたが一卵も付いてなかった。

部屋に引き揚げようとして坂道を登っていると、ナナホシテントウが日向ぼっこをしていた。

JX126924.jpgこれはイカンなあ。頼むからまだ春めいて欲しくは無いのだ。

冬の間にやっておくべき事がほとんど停滞して進んでいない。      これはマズイ。


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