シオカラトンボのヤゴ

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朝一番で1時間ほど山仕事をした。

スコップで穴堀だ。1メートルほど掘り進むと黒土の層から白っぽい粘土層となる。

掘りながら思ったことは、クロナガアリの巣の断面のことだった。

うちの庭には少なくとも2箇所にクロナガアリの巣がある。

とは言っても、クロナガアリの巣は4~5メートルも地下に続いている。

さて、土堀をしていたら、エビガラスズメの蛹が転がり出てきた。

JX207378.jpgまるで太古の埋葬品でも掘り当てたような気がする。それほどに不思議な形をしている。

この蛹は土中で冬越しをして5月ころに羽化する。


前にオオシオカラトンボのヤゴを紹介した。

今日は気になっていたシオカラトンボのヤゴを探してみた。

すると20匹のヤゴを掬うことができ、そのうち15匹がシオカラトンボで、

あとの5匹がオオシオカラトンボであった。

写真では左の個体が、シオカラトンボのヤゴ。

JX207453.jpgよく似たヤゴ2種のもっとも確実な区別点は腹部の背中に棘があるか無いか。

左のシオカラトンボには背棘が無い。

こうして並べてみると、色の違いや細かい部分での違いもあるように見えるが、

個体差もあるから、やはり背棘を見るのが一番確実だろう。




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