似たもの同士

| | トラックバック(0)
明日からはまた雨や曇りの日が続くようだ。

今日は気温も高く気持ちよく晴れた。

こんな日は朝のうちに洗濯、そして布団干しにと忙しく動く。

一段落してから犬の散歩途中でアブラナの花畑に寄ってみた。さすがに虫の姿も多い。

久しぶりにニホンミツバチを見た。

W22811802.jpgうちの近辺ではなぜかニホンミツバチを見る機会は少ない。

セイヨウミツバチの方が圧倒的に多いのだが、近くで養蜂をしている農家も無い。

趣味半分で飼っている方がいらっしゃるのかもしれないし、

私はセイヨウミツバチが野生化している可能性もあるのではないか?と疑ってもいる。

以前、長崎県の田代原という所で野生化したセイヨウミツバチを見たことがあるからだ。

セイヨウミツバチは人工物の隙間に営巣しており、かなり驚いた。

野生化したセイヨウミツバチは和歌山県の神社でも見たことがあるが、日本本土では

稀であるようだ。

それはともかく、アブラナの花に来ているミツバチたちに混じって紛らわしいハナアブ類も

多い。特によく似ているのが、シマハナアブ↓だろう。

W22812051.jpgこうして大きく写真にしてしまうとあまり似ていないが、野外で実際に見比べてみると

一瞬見間違えそうになる。

こちらはカメムシのなかまのヒメナガメ花の間に潜んでいる。

W22812001.jpg「姫菜亀」という和名の通り、本種はアブラナ科の植物の汁を好んで吸い、そして

彼らのこどもたちもこの植物上で育つ。つまりヒメナガメにとっての食草というわけだ。

暖かくなったとはいえまだ個体数は少ないが、やがてあちこちからアブラナに集まってくる。

食草ではないがアブラナにはよくアブラムシもつくため、ナナホシテントウの姿も見かける。

W22811582.jpgヒメナガメやナガメの体は橙色と黒の紋様だが、遠目にはナナホシテントウに似ていなくも

無い。警告色という点では互いに共通しているかもしれない。


(写真:E-520  35ミリマクロレンズ+1.4倍テレコン ) 


« アカスジアオリンガ       旅立ち »