闇夜のコーリング

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午前5時半。

積乱雲の子どもが朝陽を浴びていた。

ボーッと眺めていると、しだいに大きくなって入道雲となった。

XA020343.jpg暑いことは暑いが、涼しい西風が谷津田から吹き上げてくる。

わが家ではエアコンが要らない。

午後9時。

林を見に行く。しきりとフクロウが鳴いており、2羽が交互に鳴くので騒がしい。

ゴイサギか何か、サギ類のギョエ、ギョエ~という声も混じる。

フクロウの大きなシルエットが頭上を滑空し、バシン!!とクヌギの梢を激しく叩いた。

何かを捕らえたのだろうか?悠然と隣の林へ飛び去る。

目の前のクヌギの幹では、ノコギリカミキリのメスが産卵管を突き出して、

コーリングの最中。

XA020369.jpgノコギリカミキリのコーリングを見るのはこれで3度目くらいかと思うが、

長い時間、続ける。が、しかし、オスが呼びかけに応えてやって来たのを見たことがない。

やはり、もっともっと辛抱強く、待たねばならないのだろう。




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