秋の味覚、アケビ

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今日は来月予定されている観察会の下見に出かけた。

場所は都城市の母智丘公園(もちおこうえん)。

ここは2年前にも道に迷ってしまったのだが、今朝も近くまで来てから

完全に自分の居場所を見失ってしまい迷子になった。

たぶんこっちだった、と適当に車を進めるといつの間にか鹿児島県財部市。

グルグルと迷いながら、待ち合わせの時刻に30分も遅刻してしまった。

こういうとき携帯電話やナビがあればなあ、と思うことは思うのだが、

瞬時にしてその後悔の念を忘れてしまう。

生憎、曇り空で気温も低かった。この調子で10月の観察会に昆虫はいるだろうか?

とスタッフの方達は心配になったようだ。

小高い丘に上がると小鳥のさえずりがにぎやかになった。

エナガ、ヤマガラ、シジュカラ、メジロ、そしてサンショウクイ。

虫がいなくても鳥がいるし、クモもいる(キムラグモやジョロウグモ)。

いやまあ晴れて気温がそこそこあれば、何かしら虫もいますよ。

丘から下る途中、栗を拾ったり、そしてカラスウリの根元の「虫えい」から

おそらくオオモモブトスカシバと思われる幼虫をたくさん見つけたりした。

そしてさらにアケビの実が鈴なりになっているのを久しぶりに見て感激する。

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写真はそのごく一部だが、いやあほんとうにアケビの実だらけ!!

まだ熟す手前だったので食べごろになるのはあと一週間ほど先だろう。

外皮が少し割れかけた実を一つ、持ち帰ってみた。

IMG_8484.jpg

アケビの実を初めて食べたのは小学6年生のころだったか。

父親がだれかにもらったアケビだった。

「食べとーみ。おいしいけん。」(伊予弁)

「これ、ほんとに食べれるン?」

最初は疑ってなかなか手が出なかったが、父親がむしゃぶりつくのを見ていて、

ようやく自分も試食してみたのだった。

「あれ!?バナナみたい。これ変わった味やけど、おいしいねえ。」

「おいしいけど、種がおおいなあ~。」


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