ベニツチカメムシの集団

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先週7日、奄美大島で見つけることができたベニツチカメムシ集団。

数箇所、ボロボロノキの場所を案内していただき、そのなかでも特に落果が多かったという

ポイントだった。

ボロボロノキから4メートルほど離れた林内だったので、気付くまで少し時間が掛かった。

ともかく規模の大きい集団だ。

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少しでも林の中に入ると、ハブのことが気になる。

油断は禁物だが、あまり神経質になって行動範囲が狭まるのも勿体無い。

せめて長靴を履いておけば良かったと思う。

今年は、夏に幼虫が観察できたボロボロノキでも秋に入ってから成虫の姿が

消えてしまった場所が多いそうだ。通常、自分たちが育ったボロボロノキのすぐ傍で

集団形成するものが、他の場所に移ったのはそれなりの理由があるのだろう。

九州ではこうした集団も冬になると解消されて、地表の窪みなどに潜り込む。

ところが奄美大島では冬の間もずっとこのまま集団で過ごすということだ。

ボロボロノキは意外と特徴が掴みにくいので、落葉すると余計に見つけるのがたいへん。

それとまとまって生えている場所は稀で、ポツンポツンと散在しているので

結実期に一気に探し歩いておくのが早道かと思える。


( 写真上: EOS-7D  EF 15ミリ魚眼 )
( 写真下: EOS-7D  EF-S 60ミリマクロ )





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