気温が高いせいで、落ち柿には一度に7匹のクロコノマチョウが集まっていた。
おまけにヤブ蚊も顔にまとわりついてきた。
室内作業が多いので、ちょっとの間を利用して落ち柿を覗いてみる。

普段は神経質でなかなか近寄れないチョウだが、
柿の汁を吸っているときは口吻を動かすほかは、まったく微動だにしない。
が、一匹だけあとからやって来た個体はお気に入りの場所に落ち着くまでの間しばし、
あちこち低空飛翔を繰り返してくれた。こういうチャンス、待っているときに限って
滅多に訪れない。出掛ける直前に撮影してみた。
飛翔する瞬間、瞬間にチラリと「めだま模様」が見える。でっかい。
こうして写真で見ると「めだま模様」はよくわかるが、肉眼ではほとんど確認できない。
さて、今日の写真は200ミリレンズを使っている。したがって焦点深度が浅く、
ピントが外れ易い。しかもクロコノマの飛翔の道筋はクネクネと方向が定まらず、
ファインダーの中で姿を追うのはたいへん難しい。いやほぼ不可能。
数多くシャッターを切るしかないが、そのチャンスは先にも書いたようにごく稀。
クロコノマは黄昏時の飛翔時以外では、じっと静止している時間のほうが長い。
たまたま撮影時は陽射しが弱く、シャッター速度もISO800で、500分の1が精一杯。
ISO1600まで上げてもいいが、ピタリと動きを止めてしまうより、翅の躍動感を出すのも
面白いだろうと思い、あえて感度を上げなかった。
撮影を終えて街に買い物に出たついでに神柱公園に寄ってみた。
クヌギカメムシの産卵が始まっていないかどうか確かめておこうと思ったのだが、
オスの新鮮な死骸一匹を拾っただけだった。
クヌギカメムシの繁殖行動はまだ少し先のようだ。
夕方、犬の散歩に出るとちょうど日没の瞬間だった。
谷津田に下りてから来たほうを振り返ってみれば、わが家の上空には赤く染まった雲が
浮かんでいた。

        
    おまけにヤブ蚊も顔にまとわりついてきた。
室内作業が多いので、ちょっとの間を利用して落ち柿を覗いてみる。

普段は神経質でなかなか近寄れないチョウだが、柿の汁を吸っているときは口吻を動かすほかは、まったく微動だにしない。
が、一匹だけあとからやって来た個体はお気に入りの場所に落ち着くまでの間しばし、
あちこち低空飛翔を繰り返してくれた。こういうチャンス、待っているときに限って
滅多に訪れない。出掛ける直前に撮影してみた。
飛翔する瞬間、瞬間にチラリと「めだま模様」が見える。でっかい。
こうして写真で見ると「めだま模様」はよくわかるが、肉眼ではほとんど確認できない。
さて、今日の写真は200ミリレンズを使っている。したがって焦点深度が浅く、
ピントが外れ易い。しかもクロコノマの飛翔の道筋はクネクネと方向が定まらず、
ファインダーの中で姿を追うのはたいへん難しい。いやほぼ不可能。
数多くシャッターを切るしかないが、そのチャンスは先にも書いたようにごく稀。
クロコノマは黄昏時の飛翔時以外では、じっと静止している時間のほうが長い。
たまたま撮影時は陽射しが弱く、シャッター速度もISO800で、500分の1が精一杯。
ISO1600まで上げてもいいが、ピタリと動きを止めてしまうより、翅の躍動感を出すのも
面白いだろうと思い、あえて感度を上げなかった。
撮影を終えて街に買い物に出たついでに神柱公園に寄ってみた。
クヌギカメムシの産卵が始まっていないかどうか確かめておこうと思ったのだが、
オスの新鮮な死骸一匹を拾っただけだった。
クヌギカメムシの繁殖行動はまだ少し先のようだ。
夕方、犬の散歩に出るとちょうど日没の瞬間だった。
谷津田に下りてから来たほうを振り返ってみれば、わが家の上空には赤く染まった雲が浮かんでいた。
