越冬虫

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田上集落を少し歩いてみた。

90数世帯の小さな集落である。わが家は集落のはずれにある。

よく手入れの行き届いたクヌギ林で、キマエアオシャク幼虫、ヒメカギバアオシャク幼虫が

見つかった。キマエアオシャク幼虫は枝にぴったり寄り添っていたが、

振動を与えればピンと直立姿勢となった。この幼虫たち2種はとくに多い。

越冬擬態11-01-100851.JPG人家の壁や塀などでナガサキアゲハ、クロアゲハ、アゲハの越冬蛹がけっこう

見つかった。とくにナガサキアゲハは7匹(個)ついていた。

アゲハ類越冬さなぎ11-01-100876.JPG牛舎の外壁(水色)にはモンシロチョウの蛹殻もベタベタと数える気もしないほど。

画面右端には蜜柑の木が写っているが、この蜜柑の葉には食痕が無数ついている。

ナガサキとクロアゲハ.JPG上写真は下からクロアゲハ、真ん中がナガサキアゲハ、一番上にアゲハの抜け殻。

クロアゲハは寄生されて死んでいるようだ。

画面奥にも写真では見えないがナガサキアゲハ蛹が2個ある。

アゲハ類越冬さなぎ11-01-100818.JPGこれらのチョウたちは、人が知らず知らず飼っているようなものとも言えるだろう。


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