鯉のぼり

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ずっと気になっていた庭の鯉のぼりの支柱を切り倒した。

支柱の高さは7メートルほどだが、東方向に10度くらい傾いていた。

支柱の根っこは土中で腐っており揺すってみるとグラグラと不安定だった。

強風が続けばいつかはボキッと折れて倒れるのは確実。

傾いた方角には電線があって、そのまま倒れると最悪電線を切断してしまう。

さて、切り倒すといっても作業するのは私一人。

とりあえず支柱のてっぺんから降りているロープを倒したい方角に引っ張ってみた。

するとあっけなくてっぺんから1メートルほどの長さでボキリと折れて滑車ごと落下した。

支柱の上の部分はかなり腐っていたようだ。

残った支柱は6メートルほど。

できるだけ高い位置で切り倒すよう脚立に登ってノコギリをひいた。

倒したい方角から楔形に切れ目を入れ、次に反対側からゆっくりとノコを入れる。

するとうまい具合に倒したい方角にゆっくりと倒れてくれた。

ドスン!!とけっこう派手な音がした。支柱の重量はかなりある。

XA173699.jpg重い支柱をズルズルと引きずって解体場所まで移動させた。

あとはチェンソーで細切れに。

XA173704.jpg細切れにした材は処分せず敷地内に放置しておくつもりだ。

じつはこの支柱、アシナガバチ達の大事な資源なのだ。

アシナガバチは支柱の表面を削りそれを唾液と混ぜて巣の材料にする。

スズメバチも同じく。巣材はよく乾燥している必要があるので、地面から浮かしておこう。

近くの山の斜面でエノキの根元を探ってみた。

ほんとうは越冬するカメムシを見つけたかったのだが、

残念ながらゴマダラチョウ幼虫しか出てこなかった。

V1172008.jpg飼い犬チョロの首筋に手探りでしこりを見つけた。

あわてて体毛を掻き分けてみると丸々と飽血したマダニの一種が取り付いていた。

真冬でもマダニが活動していることに驚いた。


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