ミヤマセセリ、ふたたび

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裏山の枡安森林公園に出向いてみた。

うちからもっとも近い渓流なので、ムカシトンボが生息しているかどうか気になっていた。

残念ながら今日は確認できなかったが、次にミヤマセセリの様子を見ておくことにした。

ソメイヨシノは満開に近く、ヤマザクラの花はもう終わりかけている。

枡安森林公園.jpgエゴノキ↓をはじめ、様々な木々の芽吹きがにぎやかになってきた。

芽吹きの様子をあれこれ撮影していたら、これだけで半日費やしそうだ。

エゴノキ芽吹き.JPG10日ほど前に来たときより、ミヤマセセリの数は爆発的に増えていた。

はねるように舞う黒い姿があちこちにある。

これなら交尾しているカップルも見つかるはずと思い、注意深く歩いてみた。

もっとも過去に交尾カップルを見つけたのはただの一回きり。

それでも現場の雰囲気から勘が働く。

と、足元にかなり新鮮なメスが現れた。

ミヤマセセリのメス.JPG「別嬪だなあ!」と思わず声がでたほどだが、次の瞬間、横からオスが急接近してきた。

メスはすぐに舞い上がり、オスはまるで糸で繋がっているかのようにピタリと後を追う。

上空の梢にメスが止まると、オスも並んで止まり翅を小刻みに震わせて求愛を始めた。

求愛時間はほんのわずかで、すぐに交尾が成立した。

ミヤマセセリ交尾.JPG写真画面、左がメス。

さて、うちの林では今日もキランソウで吸蜜するミヤマセセリのメスを観察できた。

アゲハも庭にやって来た。ルリシジミもナズナで吸蜜していた。

春のチョウの出だしは遅いが、ともかく暖かい陽射しが嬉しい。


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