ワモンゴキブリとアオスジアゲハ幼虫

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都城市中心部にある「神柱公園」(かんばしら)。

ある探しものがあって訪れてみた。

この公園にはヌマスギの巨木が立ち並んでいる。

ヌマスギは別名、落羽松(らくうしょう)とも呼ばれるように冬には葉を落とす。

ヌマスギの根元にはクスノキの実生が生えていた。

クスノキ実生.jpg近づいてみれば葉っぱが暴食されている。

ぼろぼろクスノキ.jpg犯人はすぐに見当がつく。アオスジアゲハ幼虫の仕業に間違いない。

アオスジアゲハ幼虫2頭.jpgこんな感じで別の実生にも数匹の幼虫がついていた。幼虫たちはギリギリ年内羽化するの

だろう。

別のヌマスギ根元からニホンミツバチが出入りしていた。洞の中に営巣しているようだ。

蜂の姿を眺めていたら、すぐ近くに大きな ワモンゴキブリ がいることに気付いた。

ワモンゴキブリ0927.jpg漆塗りのようで綺麗な姿だ。もっと綺麗に撮影したいので捕まえることにした。

プラ容器の口をあてがって追い込もうとしたが、なんともすばしっこい奴だ。

2度も捕獲に失敗。そのうちニホンミツバチの巣口あたりに逃げ込んだ。

ニホンミツバチはおとなしい性格だが巣口近辺では立っているだけで刺されることもある。

それを覚悟の上で、枯れ枝を使ってワモンゴキブリを追い出してみた。

奴はタタタタタタ~~~~~ッと、ヌマスギの幹表面を登っていく。まさに駿足だ。

容器に追い込む作戦は無駄とわかったので、エイッ!!とばかり手掴みで捕獲した。

もちろん体を傷つけないよう押さえ込む。ゴキブリ臭はそれほどでもない。

さて肝心の探し物だが、3時間掛かってようやく発見できた。

今日はずっと曇ったままでときおり小雨が降り続けた。昼間でも懐中電灯が必要なくらい。

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