アカメガシワの花外蜜腺

| | トラックバック(0)
アカメガシワの葉に一対ある蜜線には、アリをはじめいろいろな虫が集まる。

ヒメアリ属sp.JPG写真のアリはヒメアリ属だろうか?写真を拡大しても深度が浅いので識別箇所がはっきりと

は見えない。

先日から観察しているアザミウマ目の一種は、どうやら午前中のある時間帯だけ

外気に晒された朽木表面に群れており、それ以外の時間帯では朽木内に

潜りこんでしまって、残っている個体は数匹になってしまう。

今日も成虫を探してみたがまったく見当たらなかった。

アザミウマ朽木に群れる.JPGさて、昨日、キャノン65ミリマクロレンズの信号接点の汚れのことを書いたが、

接点を磨いたにもかかわらず、今日もまた絞りが正常に作動しないエラーが頻繁に発生。

どうやらレンズ三脚座に取り付けたアームとストロボの重量がマウントには負荷となって、

接合不良が生じているのではないか。三脚座に何もつけないで撮影すると正常に戻る。

カメラボディにアーム類を取り付けるならば接点不良も生じないので、レンズとカメラボディ

の接合不良と考えるしか他に原因が思いつかない。レンズマウントにガタが生じているのは

たしかだ。対策としてはレンズのマウントを交換する必要があるかもしれない。


『分類思考の世界~なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』三中信宏、著

(講談社現代選書)

をようやく読み終えた。今朝は検査で病院に行ったので久しぶりに読書の時間があった。

本書は種とは何か?について様々な学者が考察してきた歴史を語る。

、、、、「分類思考」の発露のありさまをエピソード的にたどることによって、

「種問題」そのものの「かたち」をはっきりさせたい、、、、、、、

とあとがきにあるように、種とは何かをあきらかにするのが本書の目的ではない。

したがって、歴史を辿り思考する中で種とはなんぞや?という疑問への答えには

近づきようもなく、またそれを期待してもいけない。

とらえどころのないような文章が続くので、多少いやかなり読みづらかった本だ。

が、種とは何かという問題については、人の内面の問題に帰するところがある、という

認識については共感し納得できるものがあった。

「系統樹にもとづく種概念と命名法を推進する「ファイロコード」という新しい命名システム

を支持する立場から、リンネ以来の二名法による伝統的種名は廃止すべきであると

主張する」(1999年)学者の発言などに、えっ!?と驚く私もまた心理本質主義者に

他ならないということだろう。心理本質主義?もっとわかりやすく語って欲しいとも思う。




« 朽木の虫       ヒラタミミズク »