冬の樹液

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午後から歩いたフィールドは三股町、上米公園。

風もなく暖かい一日だった。

キタテハが上空へと舞い上がり、その姿を目で追いかけたら樹液に行き着いた。

アラカシ樹液キタテハ.JPG樹液を出しているのはアラカシ。ハエ類もたくさん来ている。

オオスズメバチ2匹がキタテハを追っ払う。

オオスズメバチ樹液アラカシ.JPGここにもう一匹オオスズメバチが飛んで来たが、やはりこの先客に追い払われていた。

暖かいとはいえ、もう12月半ば。

ヒナカマキリの卵のうを探して大きな石を覗き込んだら、ウシカメムシがいた。

路上では、弱っているのかヨロヨロと歩くゴミムシがいた。

ルイスオオゴミムシ だろうか?  体長は12ミリ程度。

頭部~前胸背にかけて赤銅色に輝く姿に目を奪われた。

ルイスオオゴミムシ.JPG上米公園は杉植林が大部分を占め、遊歩道沿いやちょとした広場にはやたらと

鑑賞木が植栽されている。サザンカ、ツバキ、アセビ、サクラ、ナンテン、カイドウ、、、、、、

花や実を鑑賞する目的であろうが、公園全体の植生が単調になってしまい、

自然観察者にとってはあまり有難くない環境だ。せっかく遊歩道が迷路のように

整備されているのに、わざわざ似たような鑑賞木を見て回るだけの趣向とはいったい

何が面白いのだろうかと思う。同じ種類の花をもの凄い面積に植えて楽しむ趣味も

理解し難いが、世の中にはそれが良いと感じる人も大勢いるのだろうから、仕方が無い。



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