構成を練る

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午前7時過ぎころ、それまで強かった雨脚はもう飽きたとばかりプツンと止んでしまった。

ともかく生暖かい。いっきに春が来たようだ。庭を飛び交うチョウの姿もチラホラ。

夕方、午後6時過ぎにはうちの林でタイワンクツワムシが鳴いていた。

庭のイチイガシにヤママユの繭殻がぶら下がっていた。

XA238656.jpg大きく開いた穴は、成虫が無事に羽化した証である。

常緑カシで営繭した場合には、葉っぱに紛れて繭を見つけるのは困難だ。

今頃になってから 「こんなところでひっそりと暮らしていたんだなあ」と感慨に耽る。

こういう時間は室内作業の気分転換にちょうどいい。

さて、今の時期はだいたい春~夏のころに出版する本の仕上げ作業で忙しい。

写真絵本の構成を何度も何度も練り直す。潜水艦のような窓の無い部屋は何とかしたい。

XA238629.jpg机の奥に置いてある一升瓶は、純米吟醸「瑞冠」。広島県三次町、山岡酒造の酒で

私の好みの味。2010年醸造。こういう酒を置いてある酒屋が三股町内にあるということ

はまさに奇跡といえる。この店ではワインも良品が揃っている。

構成の絵コンテは鉛筆で描く。写真はプリント出力するも、やはり鉛筆で描くほうが

自分としてはやり易い。まどろっこしいが、描くことで思考が明解になる気がする。

XA238628.jpg優れたパソコンのソフトを駆使すれば、本の出来上がりの形をすぐにも作れるのだろうが、

どうも馴染めない。





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