タイワンエンマコオロギのメス

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犬の散歩の途中、畦道の草むらからフィリーリリリ~と音色が響く。

音色の正体を見ることはなかなか難しい。

草むらを踏みつけながらゆっくり歩くと、タイワンエンマコオロギのメスが飛び出した。

慌ててこれを捕まえる。そうしないと犬のチョロが食ってしまうからだ。

もちろん「ダメ!!」と強く制すれば行儀良くお座りをするようにはなった。

タイワンエンマコオロギめす.JPGこのメスは触角が切れているが、お腹の中にはたくさんの卵が詰まっているようだ。

前脚には白い、鼓膜も見える。

顔の眉紋はエンマコオロギに比べて広い。

タイワンエンマコオロギ、南九州では幼虫や成虫で越冬するようだ。

暖かい日には、冬でも鳴き声が聞こえることもある。

タイワンエンマコオロギ顔.JPG草陰に潜むようにして暮らすコオロギ類の生態を撮影するのはほとんど不可能に

近い。どうしても飼育下での撮影が必要になる。

( 写真: EOS-7D  EF-s 60ミリマクロ )


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