イラガセイボウ、蛹色

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ジリジリ照りつける野外スタジオ(ただの庭だが)で撮影待機。

このところあちこちのフィールドに出る時間が無い。

室内撮影が多いのでどこかに出掛けたくなるが、それでも野外スタジオでの仕事は

気分がずっと良い。何より日射しが有り難い。

太陽を横切る金星も2回ほど観察できたが、撮影はしていない。

それどころではなかった。

野外スタジオで椅子に座っていると、足下でパチンッと弾ける音が時々する。

ふと目をやると、カラスノエンドウの黒い鞘が弾けて種子を飛ばす瞬間が見えた。

もう地上部は枯れてしまいほとんど姿は目立たないが、黒い鞘があちこちにある。

パチンという音で思い出したことがある。

先月のこと、やはり野外スタジオで待機中、

ツツジの植え込みからしきりと「パチン、パチン、、、、」と音がしていた。

茂みの奥の方だったので最初はなかなか何の音なのかわからなかった。

近づきすぎると音が止んでしまう。

何回かしつこく覗き込むうちに、やっと正体がわかった。

ヤブキリの幼虫がオオカマキリの卵のうをかじっていたのである。

手前の障害物を除いているうちにヤブキリは逃げてしまい、もう戻ってこなかったのは

残念だった。

イラガセイボウの蛹。かなり色づいてきた。まだ触角、脚、翅が透明。

いらがせいぼう蛹.jpg
( 写真: OM-D   E-M5    マクロ45ミリレンズ )
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