残骸

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[ 宮崎県 三股町 ]

午後7時37分の今、スタジオの西側窓を誰かが連続して叩くような音がした。

「え!?誰!」と思ったが、

このところ頻発している桜島噴火による空振であった。

地震とは違うが、爆音とそれに続く振動には夜中でも目が覚めるほど。

ひどいときは、家全体が揺れて地震みたいだ。

100キロ以上離れていても、かなりの空振、噴火音が届くというのはちょっと

不気味ではある。それに、もしかして新燃岳の噴火!?といつも気になる。

3Z5A0837キマダラヒラアシキバチ.JPGうちのすぐ傍のエノキだが。

昨年の春、アケビの熟果を堪能できたその場所でもあるが、エノキの一部の幹は

完全に立ち枯れている。そこに、ヒラアシキバチの産卵♀の残骸があった。

よく見れば、その数が尋常ではない。最初は10個体まで数えてみたが、3mの高さまで

残骸は続いていて、到底数え切れないと諦めた。そんな数がわかったところで何だい!

と腹が立つほど多い。

その中で2個体だけ、体全身の残骸が残っていた。

3Z5A0836.JPG硬い朽木に産卵管を突きたて、産卵を行った後で産卵管が抜けなくなる、とはいかに?

何故?  その理由についての説明を私は聞いたことがないし、推測もできない。

それとも産卵して力尽きて死んでしまう、ということだろうか?

うちの林でクヌギカメムシの卵塊を調べてみれば例年よりか多いことがわかった。

それで気になって、秋にも観察をさぼっていた近辺のフィールドを巡ってみた。

するとなるほど、その場所でも異様に産卵数が多いのであった。

3Z5A0931クヌギカメムシ卵塊群.JPG
クヌギの幹の皺にこれほどの密度で産卵されることは、過去数年間ではなかった。


昨年からさぼっていた草刈作業をするため、混合ガソリンを調合していたら、

すぐそばまでシロハラが近づいて来た。 まっすぐ私に向かってくる。

2メートルまで近寄ってきて、私が振り向くとさすがに立ち止まった。

目を離すとまた近寄ってくる。まるで「だるまさんごっこ」?みたいだ。

私が何かゴソゴソ作業をしていると、シロハラは寄ってくるようになった。

( 写真: EOS-5D マークⅢ EF100ミリマクロ 270EXⅡ )









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