スギタニルリシジミ吸水集団

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[ 宮崎県 日南市 北郷町 ]

車を停めて水筒のお茶を飲む。今日は麦茶だ。外は暑い。

顎を上げた拍子に白い紙吹雪がルームミラーのなかで踊っていた。

うっかりチョウの吸水集団の上を通過したのだった。

一旦は散ってしまったが、紙吹雪は次々と地面の一箇所に戻ってきた。

3Z5A5622ルリシジミ吸水集団.JPG地面に寝転がって撮影する。この狭い場所に何があるのだろう?

多いときで12頭が寄り集まっていた。

あたりの地面はどこも同じように湿っている。獣のおしっこでも染み込んでいるのだろうか。

競い合うかのように相手に体当たりすることもある。場所取りのようだ。

吸水を続けながら、お尻から水滴を出している個体もいた。

おしっこの水滴で石が濡れている。

3Z5A5669ルリシジミ排水.JPG上の写真はお尻から水滴が離れた瞬間だがわかるだろうか?

カラスアゲハなどの水鉄砲のような排水ではなく、一滴づつ頻繁に落とす。

さて、スギタニルリシジミとしたが、関東で見ていたスギタニルリシジミとはずいぶんと

色調が違い、ルリシジミに近い感じがする。九州産のスギタニルリシジミをしっかりと

見る機会がこれまでなかったからだ。

いや本当にスギタニルリシジミであっているだろうか?

今朝は1時間掛かる渓谷へ行く予定だったが、寄り道をしているうちに時間が厳しくなり

途中の林道に入った。

あちこちでスギタニルリシジミの吸水する姿が多かったのがこの林道だった。

ほかにはサカハチチョウがいてびっくりした。しかし証拠写真は撮れなかった。

午後2時には帰宅して周辺の昆虫を見ておいた。

ツマキチョウのオスが2頭、それと敷地内でギンイチモンジセセリを見た。

仕事部屋のすぐ西側である。

B_001646ギンイチモンジセセリ.JPGギンイチモンジセセリは年に一回程度しか見ない。個体数は少ないようだ。

近所のタラの芽はもう食べ頃だが、、、、、、、、。

3Z5A5696タラの芽.JPG

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