「新・ひむか昆虫記」

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当ブログ「ひむか昆虫記」は以前にも書いた通り、

先月3月いっぱいをもって終了し、休刊とした。

休刊した理由はいろいろあれど、一番の理由としては「心機一転したい!」

という願望が正直なところである。

休刊を宣言してから新しいブログを始めるにあたってじっくり考えてはみたが、

なにはともあれ今年は宮崎に移転してから丸6年を迎え、4月1日に至って

7年目に入った。

この年月は長いようで、しかしあっという間に過ぎた。

実時間の経過と時間感覚には差があり過ぎて、とても不思議でならない。

生活環境が激変したため、時間の経過より受け入れるものが多過ぎて、

それらを一つ一つ消化していくのに一生懸命だったかもしれない。

6年前の2007年、4月26日のこと。

この日、私は初めてチェンソーを使い、クヌギの木を伐採した。

その様子は「昆虫ある記」にも簡単に書き留めてあるが、へっぴり腰で作業している

自分の情けない姿に同情さえしたくなる。

チェンソーをおっかなびっくり扱った頃が懐かしい。

写真↓は三脚にカメラをセットし、シャッターを嫁さんに押してもらった。

当時自分の頭髪はそれなりにあったが、今は無い。

1437-2伐採作業.jpg
( 写真: 2007年 4月26日 クヌギの伐採作業 )

背後の林はササが密生し薄暗く、人が入り込むことすらできなかったが、

苦労してササを皆伐し明るい林となり、観察路も拵えた。

伐採したクヌギは株が根元から高さ90センチ程度残っており、

2年ほど経過してから朽木化しているのに気付き、キノコも生え出した。

そして今は立派なサルノコシカケや、大きな

シロカイメンタケ?と思われる白いきのこが傘を広げている。

IMG_1601クヌギ朽木.JPGそのキノコの傘の裏側でアカハバビロオオキノコムシが一人寂しく摂食していた。

3Z5A8915オオキノコムシSP.JPG
3Z5A8894オオキノコムシ.JPG6年前に伐採したころ、このようなキノコと昆虫の暮らしの光景など想像していなかった。

自然の移ろいを実感する機会はいろいろあるが、今日はキノコムシを眺めながら

つくづく年月の経過を重く感じた。6年間はやはり長かったかもしれない。

今日、4月26日をもって、「新・ひむか昆虫記」 が始まります。

大事なことは記事の中身です。はたして心機一転、果たせるかどうかは

私の努力しだいです。

これまで通り、ほぼ毎日更新で続けます。どうかよろしく。

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