クツワムシに囲まれて

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夜空を見上げれば、たくさんの星が並んでいる。

「 ガシャ、ガシャ、ガシャ~♪ 」、家の周りはクツワムシの鳴き声で溢れている。

あんまり暑いので、ランニングシャツ、短パン、スリッパ、という格好で

撮影に出てみた。マムシがいることもある草むらだが、ガサガサ音を立てて歩けば

大丈夫だろう。多分。

※自然観察者の心得として、こういったいい加減な格好で、しかも夜間のフィールド
を歩くというのは危険であり、決してお奨めするわけではありません。
いや絶対やってはいけません。
まあ、真似する方はいないと思いますが。
我が家の庭はそのまま近隣の草むらや林に繋がっており、日頃から地形や
植生の様子を熟知している、という特殊な事情があります。


クツワムシは人が近づくと鳴き止んだり、草深い場所へと潜り込むが、

たくさんいる場所では、懐中電灯で照らしても、ガサガサ草を揺らしても、

みんな平気で鳴き続ける。競い合って鳴いているからだろう。

そういう場所にはメスの姿も多い。

メスは全部、褐色型で、オスも圧倒的に褐色型が多かった。

写真の個体は特に赤味が強い。翅を震わせているのがわかる。

IMG_8594.JPG緑色型でも色味は薄く、褐色型と緑色型の中間型だった↓

IMG_8444クツワムシ.JPGクツワムシの羽化も最初から最後まで撮影できた。

IMG_8497クツワムシ羽化.JPG羽化間近の様子からタイワンクツワムシかと思い、それなら羽化シーンの写真はすでに

あるので、撮影はそこそこで取りやめるつもりだったが、やはりクツワムシとわかった。

タイワンクツワムシも同じ場所にたくさんいたが、成虫はまだ未熟なのか、

鳴いているオスはいなかった。

クツワムシの交尾を見たかったが、オスが別のオスに交尾しようと迫ったのが

一回きりだった。

狭い場所で数匹のクツワムシが鳴いていると、耳が痛くなるほどの音量である。

( 写真: EOSー6D   EF100mm f/2.8L Macro IS USM 430EXⅡ )

今朝は、宮崎市内の倉岡小学校で観察会と講演を行った。

猛暑の中、土中にいるアブラゼミの幼虫を探してみたが、まったく見つからなかった。

羽化穴の多さからして羽化ピークをすでに過ぎたのだろうか?

オオカマキリのメス成虫も一匹だが子供たちが見つけた。羽化不全ではあったが。

ともかく、南九州地方では雨が欲しい。カラカラ天気がずっと続いている。




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