蝦夷ある記

| | トラックバック(0)
千歳空港近くからレンタカーを借りて、栗山町を目指す。

高速道のパーキングエリアに入ると、ハネナガキリギリスが盛んに鳴いていて、

花にはクジャクチョウがあそこにも、ここにも、とたくさん群れていた。

栗山町の山裾に入る。

エゾヤマザクラの小枝を見上げると、すぐに、メスアカミドリシジミの卵が見つかった。

3Z5A9412メスアカミドリシジミ卵.JPGさすがにこの時期の卵は純白で綺麗だ。

小川の石を起こすと、ニホンザリガニがいた。 

3Z5A9353ニホンンザリガニ.JPG11年ほど前、大雪山の麓近くで、ニホンザリガニの死骸を拾ったことがある。

あのとき、死骸であってもたいへん感激したことを思い起こした。

小さいがこれで大人のザリガニ。  こうして見ると、アメリカザリガニはあまりにも

違和感がある。ま、しかし、私は幼い頃からザリガニと言えば、アメリカザリガニしか

知らなかった。ザリガニ獲りに興じる、年長者を恨めしく眺めていた。

私などは猟場に入らせてもらえなかったのだ。






« タテハモドキ夏型       蝦夷ある記・2 »