臭い知らずして、カメムシ語るなかれ

| | トラックバック(0)
三股町 田上

ニオイというのは、感じ方にも個人差があって、いいニオイ、不快なニオイ、の判別をつけるのが難しく、真逆の評価に別れることも、しばしば。

こんなことは日常生活のなかで、誰もが経験的に知っていることなのだが、
こと、カメムシ臭については、偏見といってもいい現象が巷に溢れており、ニオイをろくに嗅いだこともないのに、「カメムシって、くさいから大嫌い」と切り捨てられることが多い。


オオホシカメムシ701A6823.JPG私はカメムシのニオイを小学3年生のときに体験し、その不思議な香りが強烈な印象として残った。
けっして嫌な、不快なニオイではなかった。
私はそういう嗅覚に生まれついたのかもしれない。

当時、昆虫少年ではなかったけれど、カメムシを嫌う理由など有り得なかった。

虫屋と自称する方々にも、カメムシ嫌いは多いようだ。

もちろん、だからといって、多くの人にカメムシを好きになって欲しい、とも思っていない。
嫌いなのは、その分ちょっと損しているよな、と思うだけだ。

写真は、オオホシカメムシ。アカメガシワの実に群れている。秋には白い家壁などに集合することもあり、大勢群れることでも嫌われる。




« 秋の散歩       オオカマキリ、G子とK子の今日 »