網かけ飼育

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庭のクヌギでは、ウスタビガとヤママユの幼虫を網かけで飼育している。

これだと餌交換の手間が省ける。

網かけIMG_7771.JPG幼虫が終齢になってからは、網一つに一匹ずつ入れてある。網は「種もみ袋」で容量18ℓ、
ヨコ40×タテ65㎝。一袋35円也。


今日は、網を4つ外した。ウスタビガの幼虫が4頭、営繭に入ったからだ。
ウスタビガIMG_5212.JPG幼虫の体のシルエットが、そのまま繭の外形の素地となる。
私はずっと昔、この体を折り曲げた姿を「クロワッサン」みたいと比喩したことがある。
自分の吐いた糸の壁の中で、窮屈そうに、しかし、じつにしなやかに体を回転させながら、繭作り作業は休むことなく続く。

壁の厚みが増して、中の幼虫がかろうじて透けて見える繭もあれば、
ウスタビガIMG_5220.JPGもう完全に幼虫の姿を覆い隠した、繭もある。
ウスタビガIMG_7790.JPGヤママユの幼虫は数日前に終齢になったばかりだから、まだこれからが長い。でっぷりと肥えた姿まで成熟するのは今月末頃だ。

午後7時50分。居間の窓から、ゲンジボタルの光が舞うのが見える。
クリの開花と、ゲンジボタルの舞いが同調しているかのようだ。


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