アゲハとアオムシコガネコバチ

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飼育棚に置いていたアゲハの越冬蛹

午後4時ころになって、その蛹からアオムシコガネコバチがゾロゾロと現れ始めた。

X2032911.jpg蛹の様子が少し変だなという気がしていたが、やはり寄生を受けていた。

アオムシコガネコバチは、一ヵ所に穿った穴から一匹づつ順番に出てくる(赤い矢印の先)。

X2032944のコピー.jpg ハチは大勢がいるのだから、もう少し出口を増やしてもいいような気がする。
しかし、不思議なことに出口は一ヵ所のみだ。

この穴を穿った最初のハチは、他の大勢のハチを先導したわけだから、
人間社会なら大いに褒められ、皆から賞賛されていいはずだし、まさに英雄とも言えるだろう。

ところがおそらく、このハチたちにおいては、そんなことはありようもない。

蛹の中にいたハチの全てが、脱出口を穿つ能力をもっているだろうし、
誰がやってもいいはずなのだろうと思う。

であるにもかかわらず、最初に穿った者がいれば、他の全員が穴掘りの努力を放棄して、
すでにある一ヵ所の穴を利用する。

無駄な労力は使わない、という観点からすれば、このやり方はいかにも合理的ではある。

次々と登場してくるアオムシコガネコバチには、大柄の青銅色タイプと、小柄の緑金色タイプの
2タイプが見られる。大柄の方がメスであり、小柄な方がオス。

さっそくマウントするペアもいた。

X2032959.jpg



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