卵の引越し

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このところ雨の日が多い。
そして朝晩、かなり冷え込む日もあって、暖房器具はまだ手放せない。

しかし、日一日と春本番に向かっているのは確実で、
越冬卵の管理にも気を付けたいところだ。

そこで今日は、庭に吊るしておいた、ヤママユウスタビガの卵を冷蔵庫へと移しておいた。

W2085871.jpg写真の茶漉しは、ずいぶんと昔に東京の河童橋で買い求めたもの。
以前はゼフィルス越冬卵の保管用によく使っていた。

金網でできた茶漉しは、越冬卵を寄生バチや他の天敵から保護してくれる。
もっと用心して、この茶漉しの上からナイロンストッキングを被せておけば完璧だ。

X2083120.jpg
ヤママユやウスタビガの食樹は、クヌギやコナラ。
うちの林では、コナラの冬芽がもう膨らみ始めている。

コナラやクヌギの芽吹きの時期と、ヤママユやウスタビガのふ化のタイミングがうまく合うように、
温度管理をする必要がある。
庭に卵を置いたままだと、必ずふ化の時期が早まってしまうので、
卵は今の時期に冷蔵庫へ入れてふ化を遅らせる。

このとき、冷蔵庫の中で卵が乾燥しすぎないよう気を配っておきたい。










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