頭はどちら?

| | トラックバック(0)
台風18号の影響で風雨が強まり、子供たちの学校も正午過ぎには休校となった。

しかし、夕方にもなると雨脚も弱まり、風もたいして吹いてはいない。


さて、昨日のハリガネムシの記事の中で、ハリガネムシの頭と尻の写真を

漏らしていた。

ハリガネムシの体を良く見ると、頭部の方は先細りになっていて、

先端部は色素が抜けて白くなっている。

JX0607072.jpgそして、お尻の方は、わずかに棍棒状に膨らんでおり、頭と尻の違いは肉眼でもよくわかる↓

JX0607063.jpg仕事部屋の撮影台上に置かれた水槽内で、ハリガネムシ3匹がクネクネと揺らいでいる。

今朝は、嫁さんを呼んでその様子を見てもらった。

「なにイ~!!これ~!!」

「これはねえ、カマキリのお腹から出てきたハリガネムシで、類線虫類といってね、、、、」

「ハリガネムシって、寄生虫でしょ!!寄生虫は寄生虫でしょう~!!」

「そうなんだけど、ちゃんとした生きものだよ。線虫類というのは地球上の無脊椎動物では

もっとも種類数が多く、しかもあらゆる環境に住んでいて、、、、、、、、、」

「私は長いものは嫌いなんだから~!気持ち悪ウ~!!わあ~、気持ち悪ウ~!!」

思った通りの反応だった。

たしかに気持ち悪い、というのが正常な反応であろう。

さて、丸一日、水槽内に入れていたハリガネムシ達を外の睡蓮鉢に移しておいた。

睡蓮鉢には藻類や水生植物が繁茂しているから、おそらくはハリガネムシの栄養摂取も

ここで賄えるのではないだろうか。

ただ、そこから先のハリガネムシ達の生涯について、どこまで追跡できるのかは、

まるで検討がつかないでいる。





« 水辺に集うカマキリ       今朝の霧島山 »