アカコブコブゾウムシ

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林縁に梢を張り出していたコナラの木。

道が緩くカーブを描くあたりにあって、これは目を惹く。

さっそく枝を引き寄せてみれば、冬芽に抱きついたアカコブコブゾウムシ

JX1856951.jpg「コブコブ」とコブを重ねた名前が面白い。「フタコブ」とするより可愛い感じがする。

さて、本種を見るのはいつもこうして冬越しの格好だけであり、

これ以外の時期に活動している姿を見たことがない。これはかなり問題である。

どうやら本種はアラカシなどシイ類や、コナラなどのドングリに産卵し、ドングリの中で

幼虫は育つようだ。「土中で幼虫越冬する」と見たことがあるが、こうして成虫でも越冬

しているからには、幼虫期がやたらと長いのかもしれない。

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