ヤマトシロアリ

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朽木を崩したり、朽木の樹肌を剥いだりしているとよく目にするのが、シロアリ。


W2211539.jpgさて、画面中央の頭部がでっかい個体はヤマトシロアリの兵アリ。

その隣の細長い体のは、やがて羽化すると羽アリとなるニンフ。女王か王アリの

いづれかになるのだろう。翅芽が胸部に見える。

そのすぐ下にいるのが職アリでもっとも個体数が多い。

たくさんの個体が集合し、アリと名前にはついているが、いわゆるアリさんとシロアリは

まったく別者であることは、意外と認識されていないと思う。

さてさて。

明日はお隣、鹿児島県曽於市財部町で昆虫観察会があり、私は講師として出向く。

先日、その現場を下見したところ、ムカシトンボの抜け殻が見つかり、

♂個体が目の前をビュンビュン飛び交っていた。

ムカシトンボを見るのは久しぶりだが、さすがに九州での発生は早い。

そこで明日は早めに現地に入り、ムカシトンボの羽化を撮影してみようと思っている。

案外、近場にムカシトンボの発生地があることがわかり嬉しくなった。

フィールドでの撮影に出るのも久々なので、準備も万端にしておきたい.

※ 家屋の材を侵食するイエシロアリの被害は甚大になる。森林で出会うヤマトシロアリも
家屋の湿った場所に侵入することがあるので、油断はできない。
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