見落としていた、卵

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生暖かい一日だった。

外の様子も気になるが、室内でやるべきことが多い。

午後3時頃になってようやく外を少しだけ歩けたが、晴れ間はわずかだった。

銀色の芽吹きが目立つようになったコナラの梢を眺めていると、

すぐにヤママユの卵が目に入った。

アレ!?この樹は冬に何度も舐めるようにして探したはずだが。

JX0100553.jpgこんなに目立つ場所であるのに、なぜ見落としたか?  でっかい卵を、、、、。

よく見てみれば7個の卵のうち、3個には大きな穴が開いていて、ふ化済み。

ならばと、枝先へ視線を移動させるとやはりヤママユの1令幼虫が3匹いた。

JX0100792.jpg体の太り具合からして、ふ化後2、3日は経ているだろう。

銀の筆のような若葉を食べてはいるが、ヤママユのふ化時期としては少し早めのように

思える。

JX010120.jpg冬の間に採集しておいたヤママユとウスタビガの卵は、

先日冷蔵庫から出したばかりで、まだふ化は始まっていない。

例年、採集した越冬卵は風通しの良い網籠に入れて庭木に吊るしておく。

3月に入ってから卵は冷蔵庫で保管し(乾燥には注意する)、

コナラやクヌギの芽吹きの様子を見ながら取り出すタイミングを計る。

さて、今日見つけたヤママユの卵のどれかは、明朝になって必ずふ化するはずだ。


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