水草

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庭の片隅に小さな池が拵えてある。

セメントを練るためのプラ桶を埋め込んだだけの人工池だ。

今年の春に水を張ったばかりだが、コシアキトンボやアオモンイトトンボなどが

羽化したり、いろいろと水生昆虫も棲むようになってきた。

最初は水草もなく寂しかったが、田んぼから掬ってきたウキクサや、

知り合いの方からいただいた水草類を入れてみたら、あっという間ににぎやかになった。

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にぎやかなのはいいが、水面が減ってしまいアメンボ類にとっては迷惑なことになった。

そこで池をさらに増設することにした。水面面積を2倍に増やそうと考えている。

ビニールシートの敷きこみでは5年程度しかもたないと聞くが、実際どうだろう?

ゴミ埋め立て用地に敷くシートであれば、あれはけっこう頑丈だろう。


ところで、去年の暮れに初めてお会いした、植物写真家、高橋修さんのブログを

毎日のように読んでいる。私よりか一回り以上、お若いのではないかと思う。

ブログには初めて聞くような植物が次々と登場するので、たいへん勉強になる。

高橋さんのおだやかな文章を読んでいると、心なごむ。

植物を中心に据えて観るフィールドというものが、いかに別世界であるか、

そして逆にいかに昆虫とも繋がっているかも、気付かされる。

それと高橋さんは山登りを多くなさっており山歩きの装備や経験談などの情報も参考になる。

私も東京に住んでいる頃、服装はほとんど登山用品店で調達していた。

本格的な山登り用ではないが、いわゆるアウトドア用品に偏っていた。

どちらかと言えば、機能主義で服装も決めていた。

しだいに都内の登山用品店に出向くのも億劫になり、

服装はできるだけ目立たず、とくにカメラマンには絶対見えない様こだわった。

宮崎に来て服装へのこだわりもまた変わってきたが、最初の意気込みほどではない。

どうも買い物に出かけるのが億劫で仕方が無い。良い店との出会いも無い。

高校生のころ、虫だけでなく植物の世界にもずいぶんとのめり込んだ。

野菜の栽培なども少し手を染めたりした。NHKの「趣味の園芸」の影響も受けた。

どちらにせよ、山の自然には縁が薄い。

このところ遠出ができず、少しストレスが溜まっている感じがする。

標高の高い場所にともかく行ってみたい。

高橋修さんのブログを読んでいると、ますますその想いが強くなる。


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