宮崎県、延岡市のベニツチカメムシ

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門川町に着いたのが午前9時半。うちからちょうど2時間半だった。

少し時間があったので、五十鈴小学校の裏手あたりの山間に入ってみた。

常緑樹林の林は感じが良い。

ヤマビワには、アオバセセリとスミナガシの若い幼虫がついていた。

急斜面には丸太製の蜂箱があちこちに置いてある。ニホンミツバチのウォンウォンという

翅音が巣箱の近くから聞こえてきた。

もう少し山道を奥まで入ってみたい気がした。また来てみたい。

午前10時、門川町立図書館にて写真パネルを展示。

明日の「図書館まつり」とその後一週間、展示をする予定。

展示作業は1時間ほどで終え、さっそく延岡市へと向かった。

延岡市の中心部にある愛宕山。ここを訪れるのは今日で3回目。

昼食は290円の「きつねうどん」。麺が細い。

これではあとでお腹が空くだろうなあ、と思ったが山道を歩くにはちょうどいい腹具合だ。

JX226521.jpg愛宕山の標高は250mほどだが、延岡の街並みを見下ろすことができる。

日向灘の白波が大きい。絶好のサーフィン日和ではないだろうか。

いや、サーフィンのことはまったく知らないので、絶好の条件かどうか、、、、?

さて、ベニツチカメムシの集団は期待通りに見つかった。

先日の奄美大島での観察を経て、ようやくボロボロノキの識別にも少し自信がついた。

ボロボロノキは特徴が掴みにくいと前にも書いたが、葉っぱを落としてしまったら

さすがに識別はできないだろう。

今の梢の状況はこんな感じである。

IMG_0173.jpgボロボロノキを確認できたら、ベニツチカメムシの集団は近くで見つかる。

そう念じて探す。

ボロボロノキがあれば必ずというわけでもないが、ともかくボロボロノキを見つけないこと

にはお話にならない。

奄美大島で見た集団よりかはるかに規模は小さいが、見つかると嬉しいものだ。

他にもきっと集団はあると思うが、今日は探索している時間がない。

IMG_0071.jpg今にも雨が降り出しそうな天気で条件は良くない。しかし、こういう日も当然ある。

ふと足元を見ると数匹のベニツチカメムシが歩いていた。

IMG_0165.jpgこのカメムシに夢中になるのは、なぜか?

しゃがみ込んで、じっと見つめてみる。

こう対峙しているだけで満足感に浸れる。それはなぜか?

「惚れる」という言葉をこういう場合に使っていいのだろうと思う。


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