虫めがね

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昨日、ワレモコウを撮影したが、一個一個の花はとても小さい。

よく観察するには虫めがねが必要だ。

花をクローズアップ撮影する前に、虫めがねでしっかりと観察して

花の構造を理解することが大事かと思う。撮影はそのあとでいい。

花は逃げたり、隠れたりはしない。

IMG_0870.jpgしかし、花の観察も撮影もだからといって簡単とは言い切れない。

種によって、株によって、あるいは地域によって開花時期は微妙に違い、そのタイミングを

掴むことが難しいことも多いだろう。

ワレモコウの花をこうして拡大撮影するのは初めてのことだ。

蕾や開花直後のもの、すでに花粉を出したもの、花ひとつひとつの顔つきが違っている。

ワレモコウの近くには、ハキダメギクがたくさん咲いていた。

花はとても小さく目立たないが、これもルーぺで丁寧に見てみると、

なかなか可愛い花である。

IMG_0907.jpg白い舌状花の多くは5枚だが、ときに6枚のもある。

IMG_0904.jpgハキダメギクのお隣には、ヒメジョオンが咲いている。

こちらには虫がよく訪問しているがなぜかハキダメギクの花上には虫の姿がまったくない。

それはなぜか?

ヒメジョオンの花布団でお休み中の虫は、ウスモンミドリカスミカメだった。

カスミカメというのはカメムシの一種。

IMG_0919.jpg上から覗いてみると、

IMG_0885.jpg虫めがね、ルーペは、自然観察には必須の道具。

この古臭い小道具一つあれば、世界観が変わるかも。

したがって、それくらい重要な道具だからこそ、お金を惜しんではいけない。

虫めがねは良いものを選びたい。高価でもちゃんとしたルーペを使いたい。




使用機材:EOS-7D   MP-E65ミリマクロ、内蔵ストロボ、 
                OLYMPUSストロボ FL-36R+自家製ディフューズフード


※ EOS-7Dの内蔵ストロボをE-TTLで発光させても、
オリンパスのFL-36Rのスレーブ発光は同調機能すると、以前にも書いた。
それはある条件下ではその通りなのだが、
ときに機能しないこともある、ことが判明した。
その条件とは何か?じつはまだ解明できていない。
確実に同調発光させるためには、内蔵ストロボをマニュアルで使うのが無難。
それと、キャノンの外部ストロボ430EXⅡを使う場合、E-TTLオート発光だと
どんな条件下でもオリンパスFL-36Rのスレーブ機能は
プリ発光に反応して同調しない



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