ベニツチカメムシ、羽化始まる

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先週20日には、羽化した成虫はわずか一匹だけだった。

もうそろそろ羽化個体が増えている頃だろうと思い、延岡市に行ってみた。

IMG_3937.JPG私が観察している場所では、ほぼ三箇所に集団ができているが、その中で新成虫の姿が

もっとも多かった集団では、2割程度が羽化を終えているか羽化脱皮の途中であった(上)。

あと二つの集団では1割にも届かない数しか羽化していない。

羽化のピークはこれからのようだ。

ベニツチ羽化.JPG羽化は集団の中で行われることが多く、稀に集団の外で単独で行うものもあるが、

それとて集団からそれほど遠くに離れているわけではない。

ベニツチカメムシの羽化はしかし、赤い幼虫から赤い成虫が出てくるので、

それほど劇的でもない。アカスジキンカメムシやニシキキンカメムシの羽化に比べれば

少々、物足りないと言うのが正直なところだ。

もっとも、ベニツチカメムシはふ化したときからずっと体色が赤色であり、

脱皮中も赤のまま、というところに意味があるように思う。

襟やボタンなどわずかな黒色をあしらってはいるが

真っ赤な姿の集団でいることが、彼らにとっては重要なことなのであろう。


羽化を撮影していると、通りかかった方が「私も撮影していいですか?」と近寄ってきた。

その方がザックから取り出したカメラはNikonのF5で、レンズは広角35ミリf2。

へえ~、フイルムカメラなんだ!?

私より年配のその方は高校生のころ、NikonF2からカメラを始めたとおっしゃる。

とても大事に機材を扱っているようで、レンズも40年前に買ったものとか。

「F5のメンテナンスはもうすぐ終了するというので、まだフィルムは2000本くらいしか

使っていないけど、シャッター幕の交換やオーバーホールをきっちりやっておくつもりです」

フィルムカメラはメンテナンスを繰り返しながら、末永く使い込むことができる。

次々と新機種を買い替えて使うデジタルカメラ。なんとも後ろめたい気がしてならない。

うちに戻ってみると、CanonのEF70-300ミリ f4-5.6L IS USMが届いた。

実際にカメラに取りつけてみると、重たいけれど意外とコンパクトに感じる。

望遠端では最短距離での倍率が下がるという問題点はあるが、

300ミリという焦点距離はありがたい。ISの効き具合もかなりいい。

こういうレンズは一本持っていてもいいだろう。

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