ふたたび河原を歩く

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昨日に続き、今日も重信川の河原を歩いた。

流木を探して下流へ下流へと進むうちに1キロは歩いていた。

1キロというのは大した距離ではないが、石ころだらけの河原歩きは意外と疲れるものだ。

河原を歩く.jpg幸い風も穏やかで寒くはない。ヤナギを見つければノコギリで切断してカミキリのトンネル

を観察する。幼虫が確認できたり、あるいは期待が持てる材は持ち帰る。

ヤナギ断面.jpgこんなとき、ユニクロのビニール袋は大きくて好都合だ。昨日、スウェットの上下セットを

買ったばかり。

ユニクロ袋.jpg30センチほどに切り詰めた材を4本も入れるとけっこう重いが、

破れることなく持ち運びできた。

だだっぴろい河原に私一人か、と思えばそうでもない。

遠くに犬の散歩の人。何やら拾い集めているお爺ちゃん。 

まあ、一番怪しいのは、もちろん、私だろうけど。    「そこで、なにしてるんや!?

「はい、流木、切ってます。」

だから、それを どない するねん?

「はい、たきぎ にしようかと。」

ほんま かいな! しょうもなッ!

嘘をつくのはいけないことだが、説明するのが面倒になることもある。

いつもはニコヤカに丁寧に説明する私だが、今日は少々、疲れていた。

清流に繁茂していたのは、オオバタネツケバナ だろう。

クレソン群落.jpgこのあたりは松山市南高井町。「ていれぎ」と呼ばれるオオバタネツケバナ群落は

ちょっと有名である。「ていれぎ」は刺身のつまなどに使われる。

実家の庭のカシワで、エグリバ類の一種を見つけた。

数日前に気付いたが、ずっとここに落ち着いている。

エグリバSP.jpgエグリバ類は数種類いて、同定には慎重になる。

河川敷きの林ではマサキの実がたわわに実っているが、ほとんど誰もこの場所を

訪れることはない。

マサキの実.jpg


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