桑の実

| | トラックバック(0)
昔、広大な面積を誇った桑畑は、絹糸が売れなくなったという経済的な理由によって

抜根政策が布かれ、ほとんどが姿を消した。

うちの近所でも桑の木を探すのは難しいが、五本の指程度ならあるにはある。

桑の木は今では見捨てられている。

この木に毎日通うのは私くらいで、

どどめ色した実をほおばるのは、野鳥と昆虫くらいだ。

IMG_0851桑の実.JPG都城市、安久児童館の近くのセンダン。ちょうど花盛りである。

WW176664.jpg風が強くて花の撮影としては条件が悪かった。

WW176691.JPGセンダンと言えば、石垣島のミカンキンカメムシ。

卵~羽化の写真データを一度は消失しそうになったが、なんとか救出できた。

八重山諸島には何度も通ったが、撮影した写真はわずかしか仕事に使っていない。

しかしそれでもいいわけで、自分の住み慣れたフィールドをたまには離れてみる、

という経験はそれなりに意義があると思う。ま、それを延長すれば海外にも

ときどきは出かけるのもいいのだろう。

ノアザミもそろそろピークを過ぎて終盤に入ったようだ。

IMG_0882.JPGノアザミが咲き誇る頃、南九州ではトノサマバッタの第1化が羽化する。


( 写真:EOS-7D 100ミリマクロ、 E-PL2 40-150ミリズーム、9-18ミリズーム )





« ウスタビガ、ヤママユ、       ササグモの脱皮 »