ノコギリクワガタ

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[ 宮崎県 三股町 ]

鰐塚山に登る予定だったが、途中まで行って山頂部が完全に雲に覆われているのが

わかり、アサギマダラの撮影は断念した。

渓流での水中撮影に切り替えようとしたが、今度は雷雲が発生。

これも断念して室内作業に戻った。

天候が著しく変化するこの時期は、いくつかの撮影目的をこなせるだけの機材も

常に準備しておく必要がある。

夕方近くになってまた陽射しが戻ってきたが、渓流の谷間はもう日陰である。

室内作業は扇風機だけでエアコンは使わない。

パソコン本体の放熱がけっこう室内温度を上げている。これはたまったもんではない。

やはり大きな窓を設えるべきかと、思う。

庭のクヌギでは数日前からノコギリクワガタのオスが樹液レストランから離れた

枝に陣取っていた。今日はようやくメスが来たのでさっそくメスにマウントしていた。

IMG_5223.JPGゴマダラチョウは長い口吻をうまく使って樹液を吸っていたが、そこへカナブンが来た。

カナブンが強引に潜り込もうとして、そのたびにノコギリクワガタ♂に追い出されていた。

この騒動が始まってからゴマダラqチョウも一度は離れたが、かなりひもじいらしい。

すぐに戻ってきては何とか樹液を吸おうと試みていた。

結局、カナブンはノコギリクワガタに執拗に攻められて、退散した。

ゴマダラチョウはこういうときじつにうまい立ち回りをしている。

騒動が静まり、また元の通りに食事会が始まった。

玄関横ではノコギリクワガタ♂がヒメグモの巣網に掛かり、死んでいた。

IMG_5190.JPGヒメグモが、このような獲物をどこまでさばいて餌にできるのか、じつは興味深いところだ。

コガネグモなどになると、カブトムシのでかい体でも砕いて体液を吸うが、ヒメグモの

メニューとしてクワガタムシは適しているのだろうか?

( 写真 : EOS-7D EF100ミリマクロレンズ )






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