ツクツクボウシ、じゅずだま

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[ 宮崎県 三股町 ]

庭といっても、うちの場合は山を切り開いたそのままの土地である。

周囲の自然環境の続きでもあり、庭と呼ぶには多少の抵抗を感じる。

ましかし、家屋のすぐ周囲を仮に庭と称している。

その庭の隅にジュズダマが生えており、葉っぱの虫喰い痕をたどれば

クロコノマチョウの若令幼虫が数頭見つかった。

ふと見上げれば、ジュズダマの雄花が揺れるたびに花粉が散っていく。

A_006209じゅずだま.JPG写真にはあまり写らなかったが、肉眼では煙のように花粉が飛び散る様がよく見えた。

もっと真剣に撮影すればいいのだろうが、今日は別の仕事があってそうもいかない。

花粉を受け取る雌花はこちら。昆虫に頼らない、風媒花だ。

A_006219.JPG今朝は安久児童館で自然観察会の仕事が入っていたのだが、庭で観察したり

撮影しているうちに、すっかりそのことを忘れてしまった。

児童館から心配して電話があり、電話に出た次男から

「お父さん、何やってんの!!」と言われてしまった。 たしかにそうだ。

一昨日、確認をとったばかりなのだが、昨夜の反省会のあと床に入ってから

これまでに見たことがないような、おそろしくリアルな夢にうなされてしまった。

目が覚めた瞬間、さきほどまでの夢が現実で、目の前が夢ではないか、と

錯覚するほどだった。

このところ、ツクツクボウシの鳴き声が耳につくようになった。

もう、秋だ。

A_006324つくつくぼうし.JPG
庭のアカメガシワでひとしきり鳴いていた、ツクツクボウシ。

( 写真: EOS-7D EF100ミリマクロ )




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