キリギリスの精包

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[ 宮崎県 三股町 ]

このところ精包をお尻につけたキリギリスのメスを見かけるようになった。

今朝は2匹。最初の一匹は真っ白で艶々していた。

わかりやすいように手のひらに乗せた。

A_006334キリギリスめす.JPG精包には粘着力があって、地面を這って逃げると土粒がすぐに付着してしまう。

いったん付着した土粒は水で洗い流そうとしても落ちない。

写真のメスが交尾したのは昨夜から今朝にかけてではないだろうか?

草むらを鳴きながらゆっくり歩くオスを追いかけていたら、

その先に2匹目のメスがいた。

メスはオスから逃れるように移動した。このメスの精包は茶褐色に変色していて

艶もない。で、しばらくするとおもむろに体を折り曲げ、お尻の精包を食べ始めた。

A_006385精包を食べる.JPGこの行動をどう解釈すべきだろうか。

いづれにせよ、キリギリスたちの産卵期は間近にせまっていると言えるだろう。

今朝、クマゼミの鳴き声を聞いた。うちの近所の杉林からだ。

今夏はクマゼミがうちの林で鳴いたこともあり、その姿もj確認できた。

これまで5年間での初めての記録となった。個体数は少ない。

鳴き声はいつも単独で、複数の合唱はない。

都城市内でもクマゼミの鳴き声はほとんど聴いたことが無い。

それと一度だけだが、山地にしかいないミンミンゼミが近くの林で鳴いていた。


( 写真: EOS-7D  EF100ミリマクロレンズ )








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