オオカマキリ、まだ羽化せず

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[  宮崎県 三股町 ]

庭の草むらで逆さまになって、三日目。

このオオカマキリ幼虫、今朝になってもまだ羽化していない。

Z9041369オオカマキリ終齢幼虫.JPGお腹がいっぱいなのでここに留まっているだけのようだ。

うちの敷地内にはまだ羽化手前の終齢幼虫がほかに3匹いる。

オオカマキリの羽化はだいたい夕方以降、夜間に行われることが多い。

羽化脱皮直前まで動くので、観察や撮影は意外と厄介だ。


今日は午前中、三股町の上米公園で観察会の下見をした。

NPO法人「こじいの森・こどの時間」のスタッフの方達も同行。

まだ暑いが気持ちよく晴れた。日陰に入ると空気も乾いているし、風もあって涼しい。

秋の気配が日毎に増してくる。池にはカイツブリの親子がいて、

ギンヤンマの連結カップルが盛んに産卵していた。

林道を歩いていると大きなミミズの死骸を食べている、マイマイカブリ がいた。

Z9041402.jpgアカメガシワとクリの樹液に来ているマイマイカブリは見たことがあるが、

昼間の活動を観察する機会はきわめて少ない。せいぜい走り去っていく姿を見かける

くらいだ。

上米公園の林道は一部、遊歩道として整備されているが、広く巡り歩くには

中途半端なルートしかない。しかも昨年杉の間伐作業があって、雨の影響もあり

一部のコースが荒れてしまった。観察会を行うにも今回はルートを縮小せざるを得ない。

いっそ、杉植林はもっと思い切って伐採し自然林を回復するようにして、

広大な森の中をあちこち探検できる公園にして欲しい。

自然公園という発想に至らず、公園というと

鑑賞木や華やかな花壇、そして桜、紫陽花を整備することが多いのは残念だ。

と、愚痴をこぼしながら、下見を終えた。

帰り際、草むらで産卵するチャバネセセリがいた。

産みたての卵を皆さんに見てもらった。

L1040320チャバネセセリ卵.jpg

写真機材: カメラ   E-P1、E-M5

         レンズ  M.70ー300ミリズーム、M.40-150ミリズーム
              
                 オートベローズ+マクロ38ミリ

        ストロボ  サンパックAUTO30SR改造、FL-36R

 





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