イラガとイラガセイボウ

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[ 東京都 ]

東京に滞在中はよく歩くが、それは歩かされているに過ぎず、

苦痛に感じる。

さて、今日は埼玉県に出掛け、懐かしい方々と会ってきた。

昼食中もその後も、話はたいへん弾んで気がつけばもう午後5時。

さあて、今夜は大事な打ち合わせの初日。打ち合わせ前に少し時間があったので、

ビッグカメラに入ってみた。しかし本館のカメラコーナーでは品数が薄く、

見たい商品は置いてなかった。

今日の写真はわかりにくいかもしれないが、イラガの繭表面の一部を拡大したもの。


IMG_2674.JPG黒く丸い部分は、イラガセイボウの産卵痕である。それが3個寄り添うように並んでいる。

イラガセイボウはイラガの繭内に産卵するが、通常は一個しか産卵しない。

イラガ繭内で成長できるイラガセイボウは一匹だけ。と私は認識している。

もし、産卵痕が示すように3個の卵が産み付けられているとしたら、

孵化した幼虫同士で殺し合いが生じるのではないだろか。

生き残った一匹だけが成長を遂げる、というのはまるで猛禽の世界のようである。

なぜ、イラガセイボウの♀親は複数個の産卵をしたのか?

別の♀が時間差で産卵した可能性もあるが、それはそれで、なぜ?と疑問が湧く。

すでに産卵されている繭を選ぶはずが、通常なら無いはすだ。


小沢昭一さんが、今朝、亡くなったとのニュースを観た。

自分の生きてきた懐かしい時代を振り返りながら、寂しさを感じてならない。




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