トラツグミの死

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[ 宮崎県 三股町 ]

今朝、午前6時の室内温度は2度、だった。寒い。

2007年の3月末に東京から家族4人で引っ越して来た時、

子供たちの開口一番は、「東京より寒いよ!!」であった。

3Z5A0122_1.JPG庭の人工池にも氷が張っていた。

小さな人工池だが、無数のヤゴたちが棲んでいる。 その顔ぶれは、

ヤブヤンマ、オニオヤンマ、クロスジギンヤンマ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボなど。

3Z5A0161日の出.JPG外を歩いているうちに指先が痛くなってきた。日の出の陽射しを撮影したあと急いで

家に戻った。ともかく、寒い。これでも南九州なんだが、、、。

昨日、おねっこ祭りの片付けをしている時に年配の方から、昔は車も無い時代で、

飲み会のあと歩いて戻る途中、寝込んで凍死した人がいる、という話を聞いた。

わずか2キロの田舎道である。でも途中で寝込んでしまえば、誰にも気づかれることなく

凍死してもおかしくはない、事情があったのだ。

ところが、今では携帯でもって山岳遭難の救助要請でさえも容易になった。

しかし、ちょっとこれも考えさせられる。携帯でなんとかなるや、という安易な

気持ちがあるとしたら、それは本末転倒であろう。そんなことはないのだろうけど。

少なくとも日常生活の中では携帯電話を排除したい、と、私は思っている。

何もいいことはない、というのが私の持論であり結論です。携帯電話は要らない

という感覚が素直なところです。便利な携帯電話は人の想像力を奪います。

でも日本は経済優先で文化はどうでもいい国なので、想像力などは無視ですね。

よくわかります。ガンバレ!自民党、昔ながらに。

さて、昼食の準備をしていて、ふと西側の窓の外を覗いてみれば、

縁側にトラツグミが横たわっていた。

3Z5A0178.JPGどうやら午前10時~10時45分までの間に窓へぶつかったのではないだろうか。

羽を広げみたが、すでに死後硬直が始まっていて硬い。

触ってみるとまだ体温があるように感じたが、それは羽毛でもって体感気温を感じただけ

かもしれない。

思うところあって、このトラツグミの死骸は冷凍保存しておくことにした。

( 写真:EOSー5D マークⅢ EF17-40ミリズーム  )






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