緑色の発見

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[ 宮崎県 三股町 ]

今朝も我が家の林で、ウグイスの綺麗な囀りを聴いた。

ウグイスは人に聴かせるために囀っているのではない、という生物学的な

視点も必要かと思う。でないと、ウグイスを籠に入れて飼い慣らすという

趣味に走る人もあり、籠のなかのウグイスは哀れである。

昨日、犬の散歩中に偶然見つけたナガサキアゲハの越冬蛹はコナラの

小木についていた。地面から30センチ程の低い位置にある。だから見落としていた。

3Z5A3934.JPGこの蛹が育ったミカンの木は一番近くでも10メートルは離れている。長旅、ご苦労様。

でもこの梢でこの鮮やかな緑色とは、ちょっと怪しい。

残念ながら、寄生されているかもしれない。

ナガサキアゲハ越冬蛹を撮影してから立ち上がり、ふと上空を見上げれば、

ウスタビガ♀の繭殻があった。 え!こんなところに!?

B_001178ウスタビガ繭.JPG繭には卵が4個付いている。

このコナラの木には、別に♂の繭殻も以前に見つけてあったが、この♀の繭殻はまったく

死角にあって今日まで気付か無かった。

振り返ってみれば、我が家の林では去年、ウスタビガの発生が多かったと言えるだろう。

今日は東京から仕事でお客さんがみえた。

宮崎空港からうちに戻る途中、田野町の宮崎大学演習林に立ち寄り、林道をあるいてみた。

ビロードツリアブ、ルリタテハ、キタテハ、キチョウ、モンシロチョウ、ルリシジミ、

ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボ、タイワンツノアブラムシなど、昆虫の姿も

そこそこあって、獣のフィールドサインもいくつか見つかり楽しいフィールド歩きができた。




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