[ 宮崎県 三股町 ]
車で家を出た途端、道路脇のミカンの木が大きく揺れていることに気づいた。
何者かが木に登っている!
ふと前方を見ると、薪をいっぱい積んだ手押し車が置かれてあった。
「ハハア~ン、K子ばあちゃんだなあ~」
最初、揺れている様子から、ニホンザルではないか?と思ったりした。
「食べごろのミカン、まだありますかあ!?」の問いかけに
「甘いよお~」との返事があった。
「気を付けてねえ~」
80才をとうに過ぎている小柄なおばあちゃんが、木登りしているのは
危なかしくも思えたが、昔はこんなことは日常生活のなかで当たり前だったに
違いない。誰も収穫しなくなったミカンは、鳥がついばむだけだ。
そんな勿体無い!!K子ばあちゃんはそう言いたいに違いない。
ミカンの木の横には柿の木もあるが、これも収穫されることが無い。
農村の高齢化に伴いこうした収穫されない果樹が、例えばニホンザルの格好の
餌となり、集落に出没したサルと人との間にトラブルが生じる原因の一つにも
なっているようだ。
k子ばあちゃんのことをサルかと誤認しました。ごめんなさい。
さて、今日はかなり暖かい一日だった。
ウグイスも雲雀も、春だとばかりの見事な囀りを聴かせてくれた。
あちこちにモンシロチョウやモンキチョウが舞い、そしてニホンミツバチばかり
だったアブラナ畑には、セイヨウミツバチも多数やって来るようになった。
圧倒的な飛来数を誇っていたニホンミツバチであるが、暖かくなったせいだろう、
セイヨウミツバチの勢力が増した感がある。どこか近所に巣箱があるのか、それとも
野生巣があるのだろうか?私の知る限りうちの近辺ではニホンミツバチの飼育箱は
あたりまえにあるが、セイヨウミツバチの巣箱はまだ見たことがない。まあ、
庭の中まで覗き込めないから、確かなことは言えないが。
で、ミツバチを撮影していると画面にコガネグモの幼体が写っていることに気づいた。
彼らは5月~6月頃には成体となって、立派な円網を張る。
その頃というのは、コガネムシの発生時期のピークでもある。
そしてコガネムシが少なからずコガネグモの餌食となり、そのことから
コガネグモという和名ができた、という説が、
岩田久仁雄 著『自然観察者の手記』(朝日新聞社)に書かれてある。
じつはここ数年、我が家の周辺ではコガネグモが減ったように感じている。
それと呼応するかのようにコガネムシの発生も激減しているのである。
コガネムシとコガネグモの発生消長に関連があるのかどうか、それはきちんと調べて
みる必要がある。
宮崎に移転してすぐ、印象に残ったのはコガネグモとコガネムシの多さだった。
ところが2年目あたりから、はっきりと両者の数が減ってしまった。
だがしかし、うちから2キロ離れた休耕田ではコガネグモの異常に密度の高い
場所もある。減った増えた、というのは場所によっても違うようなのでなかなか難しい。
車で家を出た途端、道路脇のミカンの木が大きく揺れていることに気づいた。
何者かが木に登っている!
ふと前方を見ると、薪をいっぱい積んだ手押し車が置かれてあった。
「ハハア~ン、K子ばあちゃんだなあ~」
最初、揺れている様子から、ニホンザルではないか?と思ったりした。
「食べごろのミカン、まだありますかあ!?」の問いかけに
「甘いよお~」との返事があった。
「気を付けてねえ~」
80才をとうに過ぎている小柄なおばあちゃんが、木登りしているのは
危なかしくも思えたが、昔はこんなことは日常生活のなかで当たり前だったに
違いない。誰も収穫しなくなったミカンは、鳥がついばむだけだ。
そんな勿体無い!!K子ばあちゃんはそう言いたいに違いない。
ミカンの木の横には柿の木もあるが、これも収穫されることが無い。
農村の高齢化に伴いこうした収穫されない果樹が、例えばニホンザルの格好の
餌となり、集落に出没したサルと人との間にトラブルが生じる原因の一つにも
なっているようだ。
k子ばあちゃんのことをサルかと誤認しました。ごめんなさい。
さて、今日はかなり暖かい一日だった。
ウグイスも雲雀も、春だとばかりの見事な囀りを聴かせてくれた。
あちこちにモンシロチョウやモンキチョウが舞い、そしてニホンミツバチばかり
だったアブラナ畑には、セイヨウミツバチも多数やって来るようになった。
圧倒的な飛来数を誇っていたニホンミツバチであるが、暖かくなったせいだろう、
セイヨウミツバチの勢力が増した感がある。どこか近所に巣箱があるのか、それとも
野生巣があるのだろうか?私の知る限りうちの近辺ではニホンミツバチの飼育箱は
あたりまえにあるが、セイヨウミツバチの巣箱はまだ見たことがない。まあ、
庭の中まで覗き込めないから、確かなことは言えないが。
で、ミツバチを撮影していると画面にコガネグモの幼体が写っていることに気づいた。
彼らは5月~6月頃には成体となって、立派な円網を張る。
その頃というのは、コガネムシの発生時期のピークでもある。
そしてコガネムシが少なからずコガネグモの餌食となり、そのことから
コガネグモという和名ができた、という説が、
岩田久仁雄 著『自然観察者の手記』(朝日新聞社)に書かれてある。
じつはここ数年、我が家の周辺ではコガネグモが減ったように感じている。
それと呼応するかのようにコガネムシの発生も激減しているのである。
コガネムシとコガネグモの発生消長に関連があるのかどうか、それはきちんと調べて
みる必要がある。
宮崎に移転してすぐ、印象に残ったのはコガネグモとコガネムシの多さだった。
ところが2年目あたりから、はっきりと両者の数が減ってしまった。
だがしかし、うちから2キロ離れた休耕田ではコガネグモの異常に密度の高い
場所もある。減った増えた、というのは場所によっても違うようなのでなかなか難しい。