ムギバタケ

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「たぶん ヤママユ科の幼虫とにらんだが はっきりしないので

卯助さんにたずねてみたが 卯助さんも易者のような 顔をして

小首をヒネッタが わからなかった 一匹を拡大鏡でみたら 

緑毛がムギバタケのようで 美しかった  その時から

飼育日記に 彼らの名をムギバタケとつけた」   小山内龍 著「昆虫放談」より


先日の7日、多摩丘陵のミズキで見つけた、ムギバタケ。

IMG_2576ムギバタケ.JPG思わず撫でてみたくもなる、ムギバタケ。       ヒメヤママユの幼虫である。

ミズキやカツラの木で次々と見つかったのは四令幼虫で、終令は2匹のみだった。

8日、クリの葉にテングチョウの幼虫が鎮座していた。

IMG_2688テングチョウ幼虫.JPG食樹はエノキだからおかしいなあ、と思いケースに入れて持ち歩いていたら、

ケースの蓋にぶら下がって蛹化していた。蛹化場所を選び歩くうち、強風に

吹き飛ばされでもしたのだろうか。エノキはだいぶ離れている。

そういえば、7日の午後、ホオノキの葉にウラナミアカシジミの終令幼虫が止まっていた。

エッ!と一瞬驚いたが、

これは明らかに傍のコナラかクヌギから、吹き落とされたものと断定できる。

7日は一日中、強風が吹き荒れていた。



昨夜のこと、隣町の山之口町で月一回、少人数が集う飲み会に

招待していただいた。5名+私だったが、会員は7名いらっしゃるそうだ。

私はこの会に初めて参加したが、話が弾んでついつい盃が進み、

久しぶりにヒドイ二日酔いとなった。

早朝に、鹿児島空港まで嫁さんを送って戻ったら、さすがにフラフラする。

我が家は三股町(北諸県郡)と、山之口町(都城市)との境界に接しており、

ポツンと一軒家で、一番のご近所は山之口町内に位置する。

ご近所の中でも、

2007年の春に我が家の畑をトラクターで耕していただいたKさんは、

東京から引っ越してきた私たち家族のことを気にかけてくれ、

田舎暮らしがいつまで持ち堪えるのやら、と心配もしてくれていたようだ。

このKさんが月一飲み会の会長さんで、農作業の場でバッタリ出会うと

私はしばしば立ち話をする。ご近所というだけでなく、じつはKさんの話言葉が

標準語(関西なまり)に近く、地元の方言をなかなか理解できない生活のなかで

あれこれと教わることができて、非常に助かるのであった。

草刈り機の丸刃の選び方やら、あるいは犬のしつけ方などちょっとした事から、

、米作りのやり方、田舎特有の人付き合いの実情、

などなど他にももっと聞いておきたい情報は尽きない。

Kさんが無農薬で米作りをしている谷津田には、ホウライチクの林がある。

私はオオテントウの観察を目的に時々そこを訪れていて、

川を跨ぐようにして拵えた小さな宴会場がずっと気になっていた。

10人位が向かい合わせで座れるスペースがあって、テーブルでは焼肉が

できるように工夫されている。その隣にはビニールテントで出来た小屋もあり、

倉庫かと思っていたら、テーブルが設置された宴会場であった。

先月、Kさんとバッタリ出会い、この小屋の内部を見せてもらった。

電気は来ていないが、車のバッテリーを昇圧交流変換して、

蛍光灯からオーディオ機器、電気オーブン、電子レンジまで使える。

小屋に施された装置など細やかな工作に感心しながら説明を受けるうちに

「毎月集う会に来てみない。」と、お誘いもあった。

そして、昨夜。

雨が降っていたので、この電化された小屋の中で宴会があったのである。

私は地元の方々から様々なお話を聴きたいし、そして逆に私が何者であるかも

知ってもらう必要がある。

5名の会員の方々と膝を交えた時間は楽しく有意義に思えた。

「来月も来なさいよ。」との言葉をあとに、深夜の自宅へと戻った。

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