真似る

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我が家の林では、クヌギカメムシがクヌギに集まり始めた。

高い幹上を登り降りしている薄緑色の姿を見た。

私の足元に飛んで来た♂もいた。

スッポンタケ幼菌の様子を見て、ふと傍にあるエノキを眺めてみれば、

カラスザンショウの落ち葉が、梢に引っ掛かっていた。

701A8130.JPGアカエグリバ.JPGくの字に曲がったカラスザンショウ枯れ葉の右隣に、小さな枯れ葉が。

いや、蝶のことに詳しい方なら、「スミナガシの越冬蛹か?」 と思われるかもしれない。

違和感を感じて、別の角度から見てみた。

701A8134.JPG小さな落ち葉の正体は、アカエグリバ、という蛾であった。

頭を下向きにして、枝にしがみついている。 

アカエグリバには、ふた冬に一回程度の割合で出会うが、いつもこうして落ち葉の傍か、

あるいは落ち葉そのものに寄り添うようにして、じっと身を潜めている。

ほんとうはもっと出会っているかもしれないが、気づいていないだけかもしれない。

( 写真:  Canon EOS 5D Mark III     EF100mm f/2.8L Macro IS USM )


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