アシダカグモの出のう

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午後になって、アシダカグモの出のうに気付いた。メス親が抱えていた卵のうから、次々と子グモが出ていた。体長2ミリ前後。
アシダカグモ幼体IMG_0782.JPG卵のうを抱えたメス親は、5月11日から飼育観察してきた。そのときからでも一ヶ月以上経っているが、水や餌を一切、摂らずに過ごしてきた。大事に抱えていた卵のうから続々と子グモが出て行く姿を、メス親はしっかりと確認していたに違いない。子グモ達が旅立ったあと、メス親はどうなるのだろう?
アシダカグモの寿命はよく知らないが、おそらく子グモの旅立ちを目の当たりにしたあと、力つきて死んでしまうのではないだろうか?

さて、昨日から工作していた撮影台が完成し、テスト撮影も済ませた。
撮影台完成の図.JPG
小さい標本専用の撮影台で、使用するレンズはマイクロフォーサーズの60ミリマクロと、改造レンズの2本。実際の撮影ではさらに照明の工夫を追加する。カメラはOLYMPUS E-PL2。このカメラはリモートケーブルが使えるので重宝する。

このカメラは三脚穴が光軸とずれているが、こうしたセットを組む場合、たいへん不利である。なんとかして欲しい。まあ、なんとか解決しましたが。
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