クチブトカメムシ

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三股町 田上

カラムシは、フクラスズメ幼虫の暴食により、茎だけの破れ傘みたくなっている。フクラスズメ幼虫の大繁殖は凄まじいが、しかし喰うものがいれば、喰われるものもいる。
フクラスズメ幼虫IMG_0124.JPG
吸血カメムシ、ことクチブトカメムシのお腹はパンパンに膨らんでいる。獲物を宙づりにするのは、獲物が暴れ逃げる足場を奪うためでもあろう。クチブトカメムシの長い口針が、獲物の体内深くまで侵入しているのだろうと、想像する。一体、どのくらいの長さであろうか。一度は見てみたいとも思う。

午後5時過ぎ頃、畦道の草むらでは数頭のヒメアカネがねぐらについていた。小柄で可愛い赤とんぼだ。
ヒメアカネIMG_0144.JPG谷津田奥の杉伐採作業は朝早くから毎日、夕方遅くまで続いている。

伐採作業IMG_0011.JPG細長い帯状に刈り進めているようだ。連日のように大型トラックが木材搬出で出入りするので、農道のあちこちで陥没が激しくなっている。要所、要所に分厚い鉄板を敷いてはいるが、その鉄板の縁もがめり込み始めていた。トラックはでかく、農道の巾ギリギリなので、ちょっとしたカーブでも慎重に速度を落としながら走行している。伐採作業が終了したあと、損傷した道路の修復作業を業者がちゃんとやるのだろうか?トラックが走行するとかなりの土埃が舞い上がり、道ばたの草むらは白く汚れている。小さな昆虫を相手に風景を眺めていると、その汚れも気になって仕方が無い。もっとも作業が終了して雨でも続けば、また元通りになるのだろう。


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