七つ星

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三股町 田上

ナナホシテントウは、寒さには強い。真冬でも陽射しがあれば、活動する姿をよく目にする。庭で片付け作業をしている最中、足下の狭い範囲に3匹のナナホシテントウが徘徊していた。もっとも積雪する地方では、話しが違ってくるだろう。
ナナホシテントウIMG_2099.JPG逆に夏の暑さには、弱い。真夏は草むらに潜り込んで、夏眠をする。

〜「虫のしわざ観察ガイド」はじまりと終わりのない物語③〜

2007年、今住んでいる宮崎の家に移転したとき、ササに埋もれた雑木林を目の前にして呆然となった。人が一歩も踏み込めないほど密生したササを刈り払うには、2年を要した。ようやく林の中に観察路を確保できたものの、毎春、こまめに草刈り作業をしないと、あっと言う間にササの密林へと逆戻りしてしまう。雑木林の管理作業は楽しくもあるが、それなりに労力と時間を要することを、嫌でも実感した。さて、そのササやタケを生活の場所として、糧として生きている昆虫も数多い。その中で葉っぱに残された「ミシン穴」は、「しわざ」のテーマとしてもっとも目を惹く一つであった。さらに、このミシン穴はササ・タケだけでなく、単子葉植物に広く見つかる「しわざ」であった。「しわざ」探索の中でも、特に時間を割いたものの、なかなかこれは、手強い相手であった。
ササの穴IMG_2574.JPG

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