ナガサキアゲハ越冬蛹

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三股町 田上

朝、霧がしだいに濃くなっていった。
クスノキIMG_2504.JPG画面奥の霧島山も、すぐ近景も、全て真っ白になって、視界はせいぜい2、30メートルまでしか効かなくなった。しかも、昨日と打って変わってだいぶ冷え込んだ。
自転車を漕ぎ、朝練に出掛ける次男の姿もすぐ見えなくなった。

霧の中、犬の散歩に出た。 午前7時10分。
クスノキIMG_2530.JPG杉植林の伐採跡に残された、一本のクスノキ。
これまで杉林に取り囲まれ、日照不足のため、葉っぱは樹冠部のみにわずかしかない。大きなモヤシみたいだ。地主の方から、このクスノキは残すように指示があったそうだ。伐採業者の社長さんが、このクスノキなら高く売れるのに、と残念そうに語っていた姿を思い出す。

もやしクスノキの樹高は結構あって、18メートルを超えているのではないだろうか。

午前8時頃にはすっかり晴れ間となった。あたり一面、びっしょり。
庭のユズの傍にあるヤマアジサイを覗き込んでみた。期待した通り、ナガサキアゲハの越冬蛹が、見つかった。しかも、緑色型。その理由はおそらく葉っぱが青いうちに蛹化したせいだろう。
クスノキIMG_1438.JPG落葉したあと、かろうじて枝に引っ掛かっていた。
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